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【後編】3年の時を経てセックスレスが解消!予想外の原因と夫婦がとった方法とは|フタリノコト

WEBラジオ「フタリノコト」は、普段あまり聞けない夫婦やカップルの間のことをセキララにお話しする番組です。
100組、100通りの答えがある「フタリノコト」について、ゲストの方のリアルストーリーを深掘りすることで、世の中の正解じゃなく「ふたりのこたえ」を見つけるヒントになるような情報をお届けしていきたいと思っております。
パーソナリティは、フタリノ代表のしみぃでお送りします。

しみぃ: 本日は、前回に引き続き、3年間のセックスレス期間を経て、それを解消されたりんねるさんに色々とお話をうかがっていきます。
りんねるさんの自己紹介や、ご夫婦でセックスレスに向き合い始めたきっかけについては、前編でお話しています。まだご視聴になってない方は、1つ前のエピソードをお聞きいただければと思います。
今日は、2人のセックスレス解消までの経緯をさらに詳しく聞いていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

りんねるさん: よろしくお願いします

セックスレス解消のために実行したこと

しみぃ: 早速なんですが、レスの悩みって、身近な人に相談しにくいトピックだと思うんですよね。 りんねるさんは、どんなふうに情報収集したり、気持ちの整理をしていましたか?

りんねるさん: 情報を収集する際は、レスについての漫画や記事を読むことが多いです。自分と境遇が似ている「結婚した時からスキンシップがないよ」っていう漫画だったり、「子どもを産んでからちょっとレスになっちゃったよ」っていう漫画だったり、色々な漫画があるんですよ。
ネットの記事もよく読んでいましたし、漫画は購入したので夫にも読んでもらっていました。

しみぃ: ちなみに、漫画のタイトルを聞いてもいいですか?

りんねるさん: 私がすごい参考になったのは、『スキンシップゼロ夫婦』と『私の穴が埋まらない』というコミックエッセイです。すごく可愛らしい絵で内容がわかりやすいです。

しみぃ: 男女ともに読める感じですか?

りんねるさん: 「ちょっと女性目線だね」っていう風に夫は言っていました。女性だったらすごく気持ちが分かると思います。

しみぃ: でも逆に女性目線の漫画だからこそ、男性に読んでもらうといいかもしれないですね。漫画以外ではどんなことをされていましたか?

りんねるさん: LINEのオープンチャットに参加しました。レスに関してのオープンチャットだったんですが、自分と同じように「新婚からレス」の人も結構いました。ネットとかで探すと、 新婚からレスな夫婦ってあんまりいないんだなと孤独感を感じてたので、仲間がいたことにすごく安心しました。

その中で、特に話題に上がってたのがEDとかマカサプリとか…そういうワードが結構多かったんですが、その時には夫がEDだっていうことには気付いていませんでした。
なので、単純に「マカサプリがいいのか!」と思って、誕生日プレゼントにしたり(笑)

しみぃ: ストレートなプレゼント(笑)

りんねるさん: 元気つけてねみたいな感じで。

しみぃ: マカサプリに対するご主人の反応はどうでしたか?

りんねるさん: 「いいね、元気が出そうだよ」みたいな。

しみぃ: 優しい!!

りんねるさん: 当時の夫は、仕事やプライベートでいろいろと忙しくて、元気がなくなっていました。「これで活力も出ると思うよ、夜の方以外にも」っていう風に伝えました。
その時に、もしかするとEDの可能性もあるのかなって、徐々に気が付き始めてましたね。

しみぃ: なるほど

りんねるさん: あと、男の気持ちも女の気持ちもわかるLGBTQ+の方にも話を聞いて、いろんな目線からの意見を参考にさせてもらいました。

これは合う合わないがあると思いますが…
私は占いを結構信じるタイプでレスに限らず色々な行動の目安として参考にしていました。そこで知り合いに占いをしてもらって、自分たちはよくない時期、夫にとっては人生で最も辛い時期だということが分かりました。それをふまえて、この時期に行動しようっていう目標を立てたりして精神的に落ち着けました。

しみぃ: いろんなアプローチをとられてるんですね。

りんねるさん: そうですね、藁にもすがる思いで、可能性があるものは全てやってみました。

抜け毛治療が隠れた原因だった!?

しみぃ: ひとつのことにこだわりすぎず、いろんな人の視点を入れて複合的に見ていくっていうのがいいのかもしれないですね。
原因も1つじゃないだろうし、いろんな事例を知ることによって試せるものも増えてきますもんね。

ご主人もレスを解消するために、努力されてたことがあるって伺ってたんですけど、具体的にお聞きしたいです。

りんねるさん: はい。夫はAGA治療という抜け毛の治療をしていて、薬を飲んでいました。実はこの薬には「性欲減退、勃起不全」の副作用があって、もともと性欲ないのにマイナスになっちゃう!と驚きました。あとは子どもができた時に奇形になるリスクもあると知りました。

今後レスを解消したとしても、そういったことに不安を感じて気分が落ちてしまうので、副作用について夫に話して、AGA治療を中断してもらいました。

見かけを良くしたいっていう思いで始めた治療なので、本人にとっては辛かったと思うんですけど、「うん、いいよ。君のために辞めるよ」ってやめてくれました。そしたら、少しだけ軽いスキンシップを取れるようになっていったんです。

しみぃ: そうか、AGAもホルモン治療みたいな感じですもんね。それも関係してくるんですね。

りんねるさん: 夫は辛かったと思いますけど、治療をやめてくれたおかげで、私のことを真剣に考えてくれてるんだなって改めて気が付きました。

しみぃ: 嬉しいですね!

りんねるさん: もう1つやったのがED治療薬ですね。温泉旅館に泊まったときに、いい雰囲気になりできそうな瞬間があったんですが、夫が不発に終わったという悲しい思い出がありまして。これ病気なんじゃないかって、その時に確信して。

夫に「ED外来に行った方がいいよ」って言ったら、すぐ病院に行ってくれました。
お薬を処方してもらって、服用して2回目に効果が出てきました。でも副作用も大きく出てしまって、目が充血したり、鼻詰まりになったり、頭痛がしたり…

そんな状態でもどうにか「自分の準備が整ったからできるよ」と声をかけてくれた夫を見て、泣きそうになってしまいました。自分のコンディションを整えて望もうとするところに感動してしまって。そこでやっと、レスが解消できたんです。

しみぃ: なんかすごくお互いに歩み寄られてますよね。

診断された「妻だけED」って何?

りんねるさん: そうですね。「妻だけED」と診断されまして、私を見ても機能しないので、AVとかを見てそういう気分になってから私の部屋に来てねという風にしました。今では、薬を飲まなくても機能する日が少しずつ増えてきています。

しみぃ: 「妻だけED」って聞いたことない人も多いと思います。それは、妻とそういう関係を作っていきたい思いはあるけど、なぜか立たないっていう現象なんでしょうか。

りんねるさん: 診断であった通り、家族とか兄弟みたいに見えてしまってる背景があるので、女としてというより、兄弟、お母さんみたいに感じているんでしょうね。

しみぃ: ある意味深いですよね。性を越えたところで、パートナー意識があるっていうのは。でもそれが邪魔をして、うまくいかないってことに気付けたんですね。
別室で準備をするというやり方に対し、ご主人も前向きにとらえておられて、そういうやり方もあるんだなっていうのがすごく勉強になりますね。

りんねるさん: 夫がAVを見るとショックっていう女性もいらっしゃると思うんですけど、あくまでも手段として使うっていう考え方です、私は。

しみぃ: ここに至るまでに、りんねるさんは感情的に追い詰められたり色々苦労したと思うんですが、夫婦で乗り越えていこうという共通の目標にできたところがすごいですよね。
それはやっぱり、前編でもお話いただいたように、性の話とかを隠さずに話そうというところからスタートしたんでしょうか?

りんねるさん: そうですね、セミナーに参加したことが1番のスタートであり大きなきっかけでしたね。そして期限を決めたというのも、成功につながった理由だと思っています。

よく、「同棲を始めたら期限を決めないといけない」っていう話がありますよね。それと同じで、私も『3年後の自分の誕生日までにセックスができなければ別居する』って本人に伝えたんです。
夫の仕事やプライベートの状況を考えて、3年後までにはできるだろうと思ってその日付にしたんですけど、それを目標に夫も努力してくれました。期限を決めるのは大事かもしれません。

しみぃ: 2人で目標を持つのって大事ですよね。夫婦で一緒に問題に向き合ううえで、大切にしていらっしゃることは何でしょう。

りんねるさん: レスはお互いに何かしらの問題があって起きてるので、お互いを責めないっていうところを大切にしてますね。
最初の頃の私は、「私は健康なのに、立たないあいつのせいで…」っていう思いが強かったんです。でも色々なことを通して、「自分にも理由がありました。ごめんなさい。」っていうことに気付くことができました。

しみぃ: 相手がこうだからダメなんだ、自分がこうだから良くなかったんだ、という思考に陥っちゃうと、なかなか対話にならないですもんね。
夫婦によって、どこにネックがあるのかは違うと思うんですが、1つの原因を突き止めようとせず色々な可能性やその人の背景を理解していくのが近道なのかもしれないですね。

りんねるさん: そうですね、ほんとにその通りです。

レスに悩んでいた過去の自分へ

しみぃ: それでは、最後の質問になるんですが、レスに悩んでいた過去の自分に何か伝えられるとしたら、今のりんねるさんが1番伝えたいことってなんですか?

りんねるさん: あなたが見ているレスの原因は、ほんの一部だよっていうことを伝えたいですね。例えば、可愛い下着がいいかもしれないとか、フェロモンの香水買ってみようかなとか、簡単に解決できそうな理由にばかり目がいっていると思うんです。
でも、コミュニケーション不足とか、日々の挨拶とか、もっとたくさんの原因があって、なかなか簡単には変えられません。夫婦で努力をして、1つ1つの些細なことをつなげていくと輪っかが出来ていくんです。その輪が1つに繋がるとレスが解消されるということに気付いたとき、幸せな未来が待ってるよっていうのを伝えたいと思います。

しみぃ: レスに悩んだこの1年間って結構辛かったとは思うんですけど、 レスを解消するのは1つのゴールで、お互いのことを想って考え方や行動を変えたり、2人の距離がすごく近づいた1年だったんじゃないのかなと思いました。

りんねるさん: そうですね、さらに夫婦らしくなったという感じがしますね。
セックスレスになる原因って人それぞれで、私のように 結婚前からの人もいれば、結婚してから徐々にとか出産してから急にとか、老化と共に身体機能が衰えてとか色々あると思います。私の体験談がすべての人にマッチするとは全く思ってなくて、ただ、何か1つでも参考になったなっていう話があれば嬉しいです。

しみぃ: お話しにくいことも聞いちゃったんですが、めちゃめちゃ参考になりました。これを聞いてくださっている方も、是非、悩みや気になることをパートナーとお話しするきっかけになったら嬉しいです。りんねるさん、本日はありがとうございました!

 

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