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自分をさらけ出すのが怖い。夫との向き合うたびにモラハラを疑うほど苦しかった理由【後編】

~WEBラジオ「フタリノコト」は、普段あまり聞けない夫婦やカップルの間のことをセキララにお話しする番組です。
100組、100通りの答えがある「フタリノコト」について、ゲストの方のリアルストーリーを深掘りすることで、世の中の正解じゃなく「ふたりのこたえ」を見つけるヒントになるような情報をお届けしていきたいと思っております。
パーソナリティは、フタリノ代表のしみぃでお送りします。


 

しみぃ: 今回は「本気でぶつかりあう怖さをどう乗り越えていくか」をテーマに、数々のぶつかりあいを乗り越えてパートナーシップを深めてきた、ぱんさくさんをゲストにお迎えしています。これまでのぶつかりあいのエピソードなどは、前編でお話しているので、是非そちらもお聞きください。

後編では、人とぶつかりあうことが苦手だったぱんさくさんが逃げずに向き合えるようになるまでのお話、今振り返って感じるご自身の変化についてお伺いしていきます。ぱんさくさん、よろしくお願いします。

ぱんさくさん:よろしくお願いします。

本音を避けてきた理由

しみぃ: 元々ぱんさくさんは、人とぶつかりあうのが苦手で避けて生きてきたということですが、初めてご主人からぶつかってこられた時に、パートナーに本音をぶつけるということに対してどんな怖さや抵抗を感じていましたか?

ぱんさくさん:まあ、思っていることを全部言ったら怒るよね?っていう(笑)

しみぃ: 自分の本音を伝えると相手を怒らせちゃうんじゃないか、余計こじれるんじゃないかと思っていたわけですね。嫌われるんじゃないか、とかもありましたか?

ぱんさくさん:そうですね、嫌われたくないっていうのはすごくありましたね。

しみぃ: 言いすぎて相手を傷つけちゃうのが怖い、みたいなパターンもあると思うんですけど、ぱんさくさんは逆で1ミリも出せないっていう状態ですね。

ぱんさくさん:ほんとそうですね。

しみぃ:  最初の頃は、どのくらい本音を出せていたんですか?

ぱんさくさん:パーセンテージで言ったら、最初は10%くらいじゃないですか。

しみぃ:  じゃあ9割眠ってたんですね。それはご主人も知りたくなりますよね(笑)

ぱんさくさん:自分が見せたい自分、女性としてこう見てほしいという理想があって、本音はとりあえず置いておいて、いい風に見られるように振舞っていましたね。相手がそれを求めていたかどうかは別として(笑)

しみぃ:  なるほど(笑)その”いい風”になぞらえた自分でいたから、実際の自分とは9割かけ離れていたんですね。無理しているようにも見えますが、ぱんさくさんにとっては無理してるわけじゃなかったんですか?

ぱんさくさん:そうなんです、自然とやっちゃってるんです。自分でも隠しているつもりは全くなくて、それが自分だっていう風に思っていました。取り繕うというより、勝手にそうなっちゃっている感じでした。

しみぃ:  面白いですね!ぱんさくさんとしては、9割の自分を伏せた状態で人と合わせることが出来たし、心地いいと思っていたってことですね。それをご主人が見抜いて、本当はもっと本音があるんでしょと問いかけてくれたと。

ぱんさくさん:ほんとそうです、なんかバレましたね。自分でも気づいていないところがバレていました。

本音を言ったら楽になれた

しみぃ:  嫌われてしまうんじゃないかっていう怖さを持ちながら、それに答えるのって簡単じゃなかったと思うんですけど、どんな風に克服していったんですか?

ぱんさくさん:前半でも言ったんですが、自分で言えるようになったんじゃなくて、何度も何度も聞いてくれて、言わざるを得ない環境に置いてくれたから徐々に克服していった感じですね。

しみぃ:  リハビリしてもらったような感じですね。ぱんさくさんが自分から本音を言えない人だと分かって、あえて問い続けてくれたのかもしれませんね。

ぱんさくさん:そうですね。私が本音を言えるようになるために、主人に出会ったんじゃないかなって思うくらいです。

しみぃ:  ご主人に出会わなければ、今でも9割隠した状態で暮らしていたかもしれないってことですね。お2人が本音で話し合えるようになったのは、ご主人の表現や接し方が変わったからというよりも、ぱんさくさんの受け取り方が変わったからなんですね。

ぱんさくさん:最初は、正直言うとウザイなとか面倒くさいなという気持ちが勝っていたんですが、何度も何度も主人がぶつかってくれることで、こんなに私のことを想って言ってくれる人はなかなかいないと気付くことができました。本音の引き出し方にちょっと難はあるかもしれませんが(笑)

そもそも、自分が本音を言わない人間だということも分かっていなかった状態から、ここまで引っ張り出してくれて感謝しています。

しみぃ:  本当にすごいですね。お2人は出会ってから12年くらいということですが、最初に1割しか本音を出してなかった状態から、8~9割出せるようになったのはいつ頃なんですか?

ぱんさくさん:そうですね…結婚して5~6年経ってからでしょうか。1割が2割になって、2割が3割になってと、徐々に積み重ねていった感じです。今でも、私は全部言っているつもりでも、主人にはまだ全部言えていないところがあるって言われたりもします。
だから100になることはないのかもしれないですけど、前よりは本音を話せるようになってとても楽になりました。夫婦として成熟してきたと思います。

しみぃ:  嫌われるのが怖くて本音を言えなかったぱんさくさんに、何度もぶつかって本音を引き出してくれて、それを否定せずにちゃんと受けて止めてくれたんですよね。その体験を繰り返すうちに怖さが薄れていったのかもしれませんね。

ぱんさくさん:そうですね、「本音は全部ちゃんと受け止めるから」というのは言ってもらってました。

しみぃ:  ご主人の愛情深さに感動しますね。

ぱんさくさん:本当に愛が深い人だなって思っています。これまでの人生で、家族や友達とぶつかってきた積み重ねが彼という人間を作っています。そういう人と、たまたまご縁があって今一緒に生きることができているのは、すごくありがたいことだなと感じています。

自分らしく生きること

しみぃ:  今振り返って、ぶつかりあいを避けていた当時の自分をどう思いますか?

ぱんさくさん:「逃げられないよ〜無理だよ〜」って言いたいです。それまでの人生では逃げ切っていたので、今までと同じように生きられるはずって、どこか楽観的にとらえていました。でもまあ、無理なんだよって(笑)

しみぃ:  パートナーシップってそういうものかもしれないですね。仕事仲間とかだったら踏み込めないような部分にも踏み込んでいくという、今までと違う人間関係の構築が必要ですよね。

ぱんさくさん:そうですね、2人の間にしかない問題っていっぱい生まれるじゃないですか。それを他人がどうとか他のパートナーがどうって当てはめることは出来ないんですよね。一緒に話して解決していくしか道はないんです。最初の頃は、本音から逃げたり、あの人はこういう風に言ってたよとか、受け流してしまうことが結構あったけど、そのたびに「いやいや違うから」って一蹴されてましたね。

しみぃ: 他のカップルがどうしているかも気になるし、参考にするのは全然ありなんですけど、じゃあ私たち2人はどうするの?っていうのが大事ですよね。

ぱんさくさん:そうなんですよね。

しみぃ:  ご主人は、今までいろんな人とぶつかり合いながら本音を出して築いてきた人生があって、そこに納得感や、生きやすくなったという実感があるんでしょうね。だからこそぱんさくさんにも、そういう風に本音を出して自分らしく生きてほしい、っていう想いがあるんだと思います。

ぱんさくさん:愛する人が楽しく明るく生きている方が、本人にとっても自分にとっても楽しいし、それを一緒に楽しみたいっていうのがあるんだと思います。

モラハラの真実

しみぃ:  ぱんさくさんが「この人モラなんじゃないか」と疑った過去もありましたが、相手の本音を尊重したいという強い気持ちが、表面的なコミュニケーションのところですれ違ってしまったんですね。その気持ちに気付いて、関係を積み重ねて今があると思いますが、ぱんさくさんが変わることができた一番の理由はなんだったんでしょうか。

ぱんさくさん:ずっと投げかけ続けてくれたというのはもちろんですが、不妊治療に対して本気で考えてくれたりとか、私が適当にボケっとしているのをちゃんと怒ってくれたりしたおかげですね。私は言ってもらわないと気付けない性格なので、その都度いろいろと注意してもらって、1枚1枚皮がめくれていって変わることができました。

しみぃ: 薄皮を1枚1枚丁寧にむいていくっていうのが大事なんですね!そこに感謝できるところに今いるっていうのがすごいことですね。それでは最後に、過去の自分に今だから伝えられることがあれば、教えてください。

ぱんさくさん:今、目の前にいるパートナーに対して、ムカついたりイラついたり、ウザイなとか面倒だなと思うこともあるかもしれないけど、そんな表面的な話じゃないんだよって伝えたいです。今は理解できないかもしれないけど、相手は本当に自分のことを想って色々やってくれているし、自分も少しずつ話していけばそれに気付ける時が必ずきます。言いたいことは言っていいし、相手を信頼して頼っていいんだよって言いたいです。

しみぃ: 本当に素敵なお話ありがとうございました!本音って自分でも気づいてないことが多いし、気付いたとしても隠したり弱い部分は見たくなかったりしますよね。相手に対して本音を全部出すってそんな簡単じゃないので、モラなんじゃないかとか疑ってしまうこともあると思います。でもぱんさくさんのように、弱い自分や本音を隠す自分に気付いて受け入れた時に、ようやく自分は変われるし、その機会を与えてくれた相手に感謝が湧いてくる。これって本当にすごいことです。

ぱんさくさん:ありがとうございます。

しみぃ:  今日のお話を聞いて、本音をさらけ出せるかどうかって、相手がどうだからというよりも、自分がその姿勢を持っているかどうかが大事なんだなって思いました。すごく勇気がいるし、最初から100%出すのも難しいんですが、やっぱり本音でぶつかり合うからこそ得られるものがありますよね。ぱんさくさんのお話を聞いて背中を押された人がたくさんいると思います。

ぱんさくさん:ありがとうございます。本音を言えなくて困っている人の後押しが少しでもできれば嬉しいし、一緒に頑張りましょうって感じですね。

しみぃ:  ぱんさくさんもこれから100%超えて120%本音を出すところまで、キャッチボールが続いていくんでしょうね(笑)

ぱんさくさん::そうですね、老後まで続きそうです(笑)

しみぃ:  年齢やライフスタイルによっても変わっていきますしね。そういうことも含めてその都度、本音を出し合える関係になるというのは、日々の積み重ねなんだなと感じました。本日は本当に貴重なお話をありがとうございました。

ぱんさくさん:ありがとうございました。

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